EVIDENCE

WHY

AIに任せた時間を、体に返す。

AIデトックスは、抜くことではない。

AIで作業は減る。でも判断は増える。空いた時間を、通知と確認と比較で埋めてしまうと、体は休んでいないのに疲れます。

Don’t Work! Clubの言うAIデトックスは、AIを断つことではありません。AIに任せた分の時間を、体と、場所と、人に返すことです。

スマホやAIから離れる研究をまとめて読むと、効いた試験と効かなかった試験が混ざっています。差を分けたのは、空いた時間に何を入れたかでした。だからこのクラブは、抜くだけの会をやりません。代わりに入れるものを、根拠のある順に並べています。

思想と研究がつながる3つの橋

反すう

自分を採点し続けるから疲れる。研究ではこれを「反すう」と呼びます。自然の中を90分歩いた人は、反すうと、それに関わる脳の部位の活動が下がったと報告されています。都市を歩いた人には変化がありませんでした。

小さな自分

自分を忘れる場、と私たちは言います。研究では「小さな自分」です。週に1回15分、大きなものを探しながら歩いた人は、8週間で写真の中の自分が小さくなり、笑顔が増え、日々の苦痛が減ったと報告されています。

置き換え

没頭は逃げ場、と私たちは言います。研究では「置き換え」です。スマホから離れる効果は、空いた時間に何を入れたかで決まると指摘されています。クラブのイベントは、その「入れるもの」です。

6つのスイッチ

LIGHT

朝の光を浴びる。

わかっていること

  • 脳のセロトニンの産生は、晴天の時間の長さと相関し、冬にもっとも低いと報告されています。
  • 厚生労働省の睡眠ガイドは、起床後に朝日を浴びて体内時計を整えることを勧めています。

たとえば、こんな会

  • 朝に集合する登山。筑波山や御岳山、金剛山を朝から歩く。
  • 早朝の街歩きと、朝ごはん会。
  • 朝の公園で、お茶。

根拠の強さ:

MOVE

動く

歩く。そろえる。

わかっていること

  • 歩いている間とその直後は、発散的なアイデアが増えると報告されています。屋内でも屋外でも。
  • 動きをそろえると、初対面でも結びつきが速く進むと、合唱の研究で報告されています。

たとえば、こんな会

  • 登山、山歩き。
  • 街歩き。アキバ散策のように、歩きながら見る。
  • サルサ、ラジオ体操、ボート、合唱。動きをそろえる。
  • 歩きながら話す会。前半は黙って歩き、後半にカフェで話す。

根拠の強さ:強〜中

NATURE

自然

20分でいい。

わかっていること

  • 自然の中で20〜30分過ごすと、ストレスホルモンがもっとも効率よく下がると報告されています。
  • 週に合計120分以上、自然に触れる人は、健康感と幸福感が高い傾向がありました。何回かに分けても構いません。
  • 30分の庭仕事は、読書よりも強くストレスホルモンを下げ、気分を回復させたと報告されています。

たとえば、こんな会

  • 登山。新緑や紅葉の山歩き。
  • 公園でお茶会。海や港へ行く。天保山と海遊館のように。
  • 神社めぐり。伏見稲荷や小網神社。
  • 梨の収穫。加賀の梨畑で土に触る。

根拠の強さ:中〜強

UNPLUG

抜く

圏外に置く。

わかっていること

  • スマホのネット接続を2週間止めた試験で、注意力と心の健康と幸福感が改善しました。9割の人が、少なくとも1つの指標で良くなっています。
  • 夜に発光する画面を見ると、眠りのホルモンが抑えられ、翌朝の目覚めが鈍ると報告されています。
  • サウナに通う頻度が高い人ほど、心の不調のリスクが低いという追跡研究があります。

たとえば、こんな会

  • 銭湯、サウナ、温泉。
  • スマホを預けて歩く登山や散策。
  • 紙の本の読書会。ボードゲーム会。
  • 画面なしの夜。忘年会をこの形で。

根拠の強さ:強〜中

HANDS

手と口

手で書く。一緒に食べる。

わかっていること

  • AIで文章を書いた人の多くは、自分の書いた文を引用できませんでした。AIへの信頼が高いほど、批判的に考える量が減るという報告もあります。
  • 一緒に食べる頻度が高い人ほど幸福で、友人が多い。因果は「食べるから結びつく」の向きだと示唆されています。

たとえば、こんな会

  • 作業会。IP仕込み会は、最初の1時間だけAIなしで手書き。
  • ランチ会、お茶会、鍋。
  • みんなで作って食べる会。梨でジャムを作る。

根拠の強さ:中〜弱

REST

何もしない

休む。火を見る。

わかっていること

  • 26分の仮眠で注意力と成績が上がったという、NASAの研究があります。厚生労働省も、午後早めの短い昼寝を勧めています。
  • 音のする火を見ると血圧が下がり、音を消した映像では効果が出なかったと報告されています。

たとえば、こんな会

  • 拠点で昼寝の会。
  • 焚き火を囲む夜。
  • 美術館で、1枚の絵の前に座る。
  • 公園のベンチや縁側で、ぼーっとする。

根拠の強さ:

根拠の読み方

  • 「強い」は無作為化試験や複数研究のまとめ。「中」は1本の実験や追跡。「弱い」は調査や小規模の研究です。
  • 私たちは測りません。約束しません。診断しません。
  • 効果は「〜と報告されている」までです。医療の助言ではありません。
  • 出典はすべて、公開されている論文か公的な指針です。

PLANT A SEED

企画の種を置く

  1. 01CHOOSE

    えらぶ

    スイッチを1つ選ぶ。組み合わせてもいい。

  2. 02PLACE

    きめる

    場所と時間帯を1つずつ。朝か昼か夜か。山か街か拠点か。

  3. 03POST

    おく

    下のテンプレを貼る。参加したことがある人はDiscordの「#イベント開催相談」へ。まだの人は、SaaS飯のXの最新ポストにリプで。

【企画の種】
スイッチ: 光 / 動く / 自然 / 抜く / 手と口 / 何もしない
場所と時間帯:
やること一言:
  • 企画は義務ではありません。種を置くだけで十分です。
  • 形にするのは、部会長と運営です。日程、集合場所、申込ページは、こちらで整えます。
  • 言い出した人がホストをする決まりはありません。来るだけでも、聞くだけでも。
  • 季節ごとに1回、次の3か月の企画をみんなで組む「企画に没頭する会」を開きます。日程はイベント一覧に載せます。

次のイベントは、根拠つき。

日付と場所だけ見て、ピンと来た回にどうぞ。